1995-06-06 第132回国会 衆議院 逓信委員会 第11号
また、文字多重放送をテレビジョン放送の免許と一体化することについては、文字多重放送のほか、音声多重放送あるいはファクシミリ多重放送を含めた多重放送の免許全体のあり方を検討する必要があるということなどの課題がございます。今後ともそういうような課題も含めまして慎重に検討を続けてまいりたいと思います。
また、文字多重放送をテレビジョン放送の免許と一体化することについては、文字多重放送のほか、音声多重放送あるいはファクシミリ多重放送を含めた多重放送の免許全体のあり方を検討する必要があるということなどの課題がございます。今後ともそういうような課題も含めまして慎重に検討を続けてまいりたいと思います。
さらにまた、これからファクシミリ多重放送とかいろんなものが出てくると思います。そうしますと、一つの免許の対象として考えていたものが何かだんごになってやっていくということ、その辺のほかのメディアとの兼ね合いとか、いろいろ問題が大きいような気がするわけでございます。
それで、ファクシミリ放送についてお伺いいたしますが、ファクシミリ多重放送に関する調査研究会、この報告の中では「NHKのかかわりの在り方」として、「NHKが独立的利用を行うことは適当でない。」というふうに述べられていますが、要するにNHKはファクシミリ放送はおやりにならないということになるわけですか。
○政府委員(大瀧泰郎君) テレビジョン・ファクシミリ多重放送は技術的には実用化の段階を迎えております。今後、所要の技術基準の策定、制度面の整備を行いまして、おおむね一年後には実用化の見込みでございます。
将来的にどのようなものが出現するのか確たる見通しを得ることは非常に困難でございますけれども、現時点で一般的に想定されますところのファクシミリ多重放送以外の多重放送として考えられますものには、コンピューターデータを伝送いたしましたり、楽器の自動演奏等に用いられるデータ放送という分野のもの、それから非常にきめの細かい画面、高精彩度と申しますけれども、この高精彩度な静止画を伝送する静止画放送などが考えられるわけでございます
こうした中でNHKがみずからテレビジョン・ファクシミリ多重放送を行うということになりますと、NHKの適正な規模であるとか財政状況との観点から、やはり慎重にならざるを得ないのでございます。したがいまして、現時点では、NHKにテレビジョン・ファクシミリ多重放送を行わせないというような方向で考えておるわけでございます。
現在、制度的な面をいろいろと私どもは検討いたしておりまして、その結果、テレビジョン・ファクシミリ多重放送はおおむね一年後には実用化が見込まれているわけでございます。これは公衆によってもう直接に受信されることを目的としているわけであります。テレビジョン放送の電波に重畳いたしまして、文字であるとか図形とか写真等の情報を送信するものでございます。
○大瀧政府委員 私ども、テレビジョンファクシミリ多重放送は技術的にはもう実用化の段階を迎えている、そのように考えております。現在所要の技術基準の策定、制度面の整備を行っているところでございます。おおむね一年後を目指して実用化を行っていけるのではないかというような予想をしているわけでございます。 このファクシミリ多重放送を利用した情報提供サービスの例といたしましてはいろいろなものが考えられます。
それから新聞協会のファクシミリ多重といいますか、これに対するものは、別の言葉で言えば電波新聞とも言われておりますので、これからの技術の可能性、あるいはそれがどういう形で出てくるのか、プリンターと申しますか、そうしたものの開発もあろうかと思いますけれども、技術の可能性がいろいろ考えられるということで、その時点においてまだわからないので意見を十分聞いてくださいよ、こういうことだろうと思います。
さらに、放送メディアの将来展望には、コード方式による文字多重、ファクシミリ多重、専用波による文字放送、いろいろありまして、文字による情報提供が今後量、質ともに拡大されるという方向が予測されます。
また、多重につきましては、いろいろ技術の開発が進んでおりまして、音声多重のほかに文字多重というようなものもございますし、ファクシミリ多重あるいは静止画放送というようなものも研究はされておるわけでございますけれども、現在わが国でやっておりますのは、テレビの映像と本来の音声、そのほかにもう一つ音声を加えるというものが実用化されておるというのが実情でございます。
また、古くからやっておりまして、いまだに日の目を見ないと申しましょうか、実現のめどが立っておりませんものにファクシミリ多重がございます。